ヘアメイクアップアーティストのやりがいとは?

ひと昔前、ヘアメイクアップアーティストの仕事は、撮影スタジオやTV局のメークアップルームで、限られた人々…モデルや俳優を相手に“顔を作る”というものでした。

 

ヘアメイクアップアーティストの存在が市民権を得たのは、1980年代以降、一般の人々のヘアメイクへの関心が高まり、“美容師さんとは異なる”彼(彼女)たちがマスコミでクローズアップされるようになってからです。

 

人にも自分にも“美しい記念”を作る

ヘアメイクの仕事も、現在は細分化され、ファッション/ブライダル/サロンなど、それぞれに専門家がいます。

 

ブライダルなどの晴れの場や、成人式や卒業式などの記念撮影、パーティなどにおいて、一般の人々に最大限、美しく見せるメイクを施し、人生の大切な記念を作るお手伝いをすることは、大きなやりがいになるでしょう。

 

ファッションやTVCFの世界で、一流のディレクターやカメラマンと組んだ作品が、後に賞をもらうなどがあれば、輝かしいキャリアとなるだけでなく、こちらも大きなやりがいになるでしょう。

 

ヘアメイクの世界はより広く

 

゛晴れの場”ばかりではありません。

 

TVで見たことありませんか?ヘアメイクアップアーティストが老人福祉施設を訪問し、入所する高齢の女性に、メイクを施すボランティア活動があります。

 

お化粧を記憶の底にしまい込んでしまったかのような女性に白粉を優しくはたき、きれいな色の口紅を塗って差し上げ…優雅な変身に喜びを隠しきれない女性の姿が印象的でした。

 

生まれつきのあざや手術痕、傷跡をメイクで隠す「医療メイク」もじょじょに浸透しています。

 

明るい気持ちを失ったり、悩みを抱えている人の肌や髪に触れながら、メイクを施すことによって、癒しと励ましをプレゼントすることは、ヘアメイクアップアーティストでなくてはできない“わざ”と言えるでしょう。

 

広い目で見れば、ヘアメイクアップアーティストが最もやりがいを感じるのは、人が尊厳を取り戻すためのお手伝いができた時と言えるのではないでしょうか。